日航機墜落事故、あれから21年。

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

クライマーズ・ハイ (文春文庫)


先日の日記で「キャンディーズ解散から28年」と見出しをつけたばかり。
年寄りは思い出に浸りたいもの、どうぞご容赦ください。
さて、この小説は以前からぜひ読んでみたかった。
ネットで交流させていただいている「てちてち円さま」に
ご紹介いただいたのが昨年末、そして年が明けて2月。
季節がふたつ過ぎた夏、ようやくこの本に手が届いた。
・・・すごい、この迫力、臨場感!
重厚かつ骨太な物語を充分に堪能することができた。
有難くも、てちてち円さまにリンクのお許しをいただきましたので
詳細なストーリーや、とても深く掘り下げられた感想など
お越しいただいた皆さま、どうぞご覧になってくださいませ。
この先も、人々はあの事故の衝撃を忘れることはないだろう。
たまたま地元が現場となった地方新聞社の、ある一社員の人生は
事故発生からの一週間に、かくも熱く煮えたぎり一筋の光明を得る。
小説を読み終わったときのカタルシスは、ことのほか快かった。
最後がハッピーエンド過ぎるかな、とは思ったけれど
それはそれである(わたしは救いのある結末が好きだ)。
今年もまもなく「8月12日」がやってくる。
あの事故を知らない、もしくは記憶にないという方々にも
ぜひお勧めしたい一冊だ。
最後になりましたが、てちてち円さまのレビューはこちらに・・・。
掲載をお許しくださいましたこと、心から御礼申し上げます。

http://blogs.yahoo.co.jp/xiayuan1970/archive/2006/02/20


それでは、今日はこれにて♪