舞台は昭和7年、お嬢さまとベッキーさんの解くミステリは?

街の灯 (文春文庫)

街の灯 (文春文庫)


北村薫さんの新シリーズ、とのことである。
主人公は10代半ばの上流階級のお嬢さま・花村英子、
相方は彼女の運転手を務めることになった謎多き女性・
別宮みつ子、渾名をベッキーさんという。
ミステリとしての味わいもさることながら、
人物描写の深さや時代背景の表現に
さすが!と唸らされた。
昭和7年の東京、銀座、そして軽井沢。
戦争の気配は日増しに色濃くなってゆく。
文末、貫井徳郎さんの「解説」はまことに的確。
「この本、読んでみようかどうしようか」と迷われた方は
どうぞこちらを立ち読みしてください〜。
さて、ベッキーさんの正体やいかに?!


では、今日はこのへんで♪