京都へいっても、かばんがない・・・。

一澤帆布工業>社長解任で、かばん製造販売は当面ストップ

 人気ブランドかばんの「一澤帆布(いちざわはんぷ)工業」(京都市東山区)で前会長の三男・一澤信三郎社長が解任され、信三郎氏は24日、別のブランド名でかばん製造を始める方針を表明した。従業員の大半が既に同氏とともに同社を離れており、「一澤帆布」ブランドの製造販売は当面ストップする見通し。
 同社では株式の3分の2超を相続した前会長の長男・信太郎氏と四男が昨年12月に信三郎氏を解任し、代表取締役に就任した。しかし、信三郎氏側は、同社の製造工場を賃借する有限会社「一澤帆布加工所」に製造部門の従業員65人全員を転籍させ、解任後もかばん製造を継続していた。
 信太郎氏側が申請した工場の明け渡しを求める仮処分を京都地裁が認めたため、信三郎氏は期限の3月1日までに応じる方針で、「従業員と共に新ブランドのかばんをつくる。新たな工場を探して製造体制を整えたい」と話した。
 信太郎氏側は「一澤帆布工業に損害を与える」として、類似かばんの製造差し止めなどを求める法的手続きをとる意向。「戻る意思のある従業員を受け入れるなどして『一澤帆布』のかばん製造を続けたい」と話すが、人材確保など課題も多い。【太田裕之】
毎日新聞) - 2月25日11時6分更新


日頃、こういった時事ネタは書かないようにしているのだけど
(本舗で取り上げたいことでもないので)
とっても悲しいので記しておく。
一澤帆布の鞄ってご存知だろうか。
京都でしか手の入らない、上質の帆布製品である。
このお店では、鞄だけでなく帽子などの小物類、
そして開店当初からの主製品であるテント用品などを
長く作り続けていたという。
わたしはずーっと前からこちらの品物が大好きで
京都へ出かけるたび、東山知恩院近くのお店に
足を運んでいた。
とても丈夫で使い込むほど味わいの出る、素敵なかばん。
なのに、なのに。
どうしてこんなことになってしまうんだー!
お家騒動はいらーん。何とかしてほしい。
このままじゃ、京都へ行っても寂しいばかりだ。
ちなみに、オフィシャルサイトの「お知らせ」も。
http://www.ichizawahanpu.co.jp/message/message.html


では、今日は悲しみのうちにお開き・・・。