パーマ屋さんには女が集まる。

パーマネント野ばら

パーマネント野ばら


以前、テレビのニュース番組の特集で見て印象に残ったことである。
「全国で唯一出生率が上がった福井県では、店員が積極的に
お見合いの斡旋を行う美容室が存在する」
ふむふむなるほど、それは効果がありそうだと思った。
明るくてどこかあけすけな、それでいてちょっとした嘘も
許される会話ができる。
今の流行の、男性も違和感なく通うサロンではなく、
幅広い年代の女性向けの「パーマ屋さん」。
この物語の舞台として、これ以上ぴったりな場所はないような気がする。
日々の暮らしがつらくて、ついつい恋を追い求めて
うれしかったり傷ついたりすることもついつい嘘でくるんでしまう、
どうしようのない女心を受け止めてくれる物語である。
最終話の主人公の微笑が痛々しい。だけどいとおしかったりする。
そんなにつらい目を見るなら恋なんてしなきゃいいのに・・・、
本当、バカだよねぇ、あたしたち。


ではでは、今日はこれにて♪