かぐや姫の思い出

forever

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前回に引き続き、先日の「つま恋」コンサートの話題である。
さてさて、元気になった吉田拓郎さんにお目にかかれるのもさることながら
久々の「かぐや姫」登場もまた楽しみにしていた。
それぞれが素晴らしい才能と独自の個性を持つトリオ。
南こうせつさんと伊勢正三さんのぶつかり合いは、「アリス」の
谷村新司さんと堀内孝雄さんに通ずるかな、なんて思う。
それにしても名曲は数多い。多すぎてすごい。
「四畳半フォーク」だの「暗い」だのと揶揄される「神田川」は
じゃあ、他に誰がつくれたのかと言いたくなるし、
なごり雪」にいたっては永遠のスタンダードになるだろう。
皆で歌える明るい曲あり、しみじみと聴かせる曲あり。
聴き方は様々だが、わたしがかぐや姫に感じるのは
感情表現の素直さ、真っ当さだ。
そして、その背景には豊かな情景描写があり、
なんともいえない安心感と共感を抱く。
また、これは自分だけが感じていることかもしれないが、
明らかに戦争(あるいは反戦)を題材にした楽曲として
広く人々に好意を持って認められたのは
このグループの「あの人の手紙」が最後だったような気がする。
そういった意味でも、時代を色濃く反映していたのであろう。
「あの人」は戻ってこなかったんだ・・・。
そんなわけで、今回選んだのは「これぞ!」のベスト盤。
友達のお兄さんがかぐや姫の大ファンで、
このアルバムをよく聴いていたっけ。
懐かしいなぁ、実家に残ってないかな、これ。


それでは、今日はこのへんで♪