和菓子好きな方にお勧めの一冊。

事典 和菓子の世界

事典 和菓子の世界


実を言うと、ここから先の日記は一日遅れで書いている。
昨日早朝、いつものようにパソコンに向かっていたら
急に子どもが起きだし、すったもんだなコトになってしまった。
突然のことで「書きかけの日記のバックアップ」の操作もわからず
とりあえず更新だけしてしまった、というわけでして。
なんとも尻切れトンボな日記をご覧になってくださった皆さま、
すみませんでした。


さて、肝心の読書感想のほうを・・・。
先日、久しぶりに仕事関係の本を読んだ。
実は、新聞の書籍広告にて見つけたときから
手にとってみたかったのだが、結構なお値段ゆえ(本体2800円也)、
購入はしばし躊躇していた本である。
でも、ありがたいことに物好きな実父がさっさと買って読了の後、
わたしのところへ送ってくれた。
「読んでみたけどよくわからないからお前にやる」だと。
毎度毎度のご配慮、恐縮至極にございます、父上(笑)。
・・・おっと、話がそれてしまった。
予想どおり非常に美しく、内容も充実した満点本だった!
その記述はまさに「事典」そのもので、本当にあいうえお順に
和菓子の名称、モチーフ、素材・用語が説明されている。
各々の事柄にまつわる故事、由来などについても
豊富な知識を披露されていて、
古典や歴史に興味がおありの方には堪えられないであろう。
加えて、記載されている和菓子の写真やイラストは
さりげない風情だけれど、とてもきれいだ。
また、さらに好ましいな、と感じたのは
筆者である中山圭子さんの文章の、きれの良さと謙虚さである。
大変わかりやすい記述ばかりであるし、専門家をきどるような
えらそうな言い方もない。
いつも手元において少しずつ眺めたいような、珠玉、かつお役立ちの
素敵な一冊であった。
和菓子がお好きな方、ぜひご一読のほどを〜!


では、二日がかりだった日記もこのへんでお開き♪