宝石のようなコラボレーションの数々・・・。


先日、「ふたつの『すばらしい日々』」という記事を書き
http://d.hatena.ne.jp/kuri-ume/20060312
矢野顕子さんの歌声とピアノが聴きたくなったのと、
参加しているアーティストの名前にびっくりして
衝動買いした、このアルバム。
だけど、手に入れてよかった。とにかくすごい、素晴らしいっ!
一曲一曲、なんだか涙が出るほどうれしかった。
「中央線」の小田和正さん、「架空の星座」の井上陽水さん、
「ひとつだけ」のキヨシロー(忌野清志郎さん)・・・。
皆、そうそうたるビッグネームだ。
極め付きは上原ひろみさんとのピアノ競演である
「そこのアイロンに告ぐ」。
どの曲も、ピアノの音の美しさを前面に打ち出したシンプルなアレンジ。
余計な音の氾濫のない心地よさがたまらない。
そして、各々の深い、味わいのある歌声。
ちょっと夢心地になってしまう。
そのうえ小田さんのギターとか、キヨシローのハーモニカを聴いたら、
感動してもうへなへな・・・。
それにしても、改めて矢野顕子さんの懐の深さには圧倒される。
ご本人も充分すぎるほど個性的な方だと思うが、
これほど見事に他のアーティストの魅力を自分の音楽性と融合させる。
きっと、音楽だけではなく、お人柄も素敵な方なのだろう。
以前、このアルバムにも参加されている槇原敬之さんが
もっとも辛い状況にあったとき、
NYに住む矢野さんからの手紙を受け取り、大変な力になったと
新聞記事で読んだことがある。
彼女の人間性の素晴らしさが伝わる逸話だと思う。
うーむ、実はかなりの姉御肌?
もうひとりの和田アキ子ってところなのかしら〜(笑)
そうそう、このアルバムの気に入ったところをもう少し。
まず、長すぎない。一曲あたりも、全体も。
この内容ならば全7曲でも満足だ。
それから紙仕様のCDジャケット!
オフホワイト一色、絵本のようなくりぬきのあるデザインが
とてもおしゃれ。
これまた先日取り上げた、小沢健二さんの新作である
『Ecology Of Everyday Life 毎日の環境学』もそうだが
アナログ盤同様、CDだって紙仕様のジャケットで充分だ。
すっきりしていて、それこそ環境にもやさしい。
何はともあれ『はじめてのやのあきこ』、
まさにお勧めどころ満載の一枚だった♪


ふー、今日はいっぱい書いたなぁ。
では、このへんでお開き♪