ますます熱い、人気の野球シリーズ!

バッテリー (4) (角川文庫)

バッテリー (4) (角川文庫)


ここからは通常通りの「翌日営業」、ただいま午前2時過ぎ。
さて、大人気の『バッテリー』、文庫第4巻である。
漫画化もされているし、このたび映画にもなるようだ。
このシリーズは、たしかに面白い!
少年、野球、熱血ものは好きじゃないという方以外なら
ぐいぐい引き込まれること間違いなしだと思う。
その欠点も含めて非常に魅力的な登場人物がそろい、
熱い、熱い物語が繰り広げられる。
この『バッテリーⅣ』では、主人公である二人の少年の
内面的な問題が大きく取り上げられているが
その苦悩もまた、熱い。
熱すぎて、読んでいるほうがおろおろしてしまうくらいだ。
あさのあつこさんが描く中学一年生は
「13歳ってこんなに考え方が大人びてるっけ?」と
やや不思議に感じてしまう。
でも、彼らはきっとあさのさんにとって
「理想の少年」そのものなんだろう。
だから読者も、理想を求めてのめりこむ。
また、舞台が地方都市であることも物語にリアル感を
もたらしているような気がする。
季節のうつろいは、都会ではこんなふうに
新鮮には感じられないだろう。
孤高の天才肌ピッチャーと性格温厚、努力家のキャッチャーは
このさきどうなってゆくのか。
既に刊行されている単行本を読んでしまってもいいんだけど・・・、
やっぱり文庫の『Ⅴ』を待とうかな。
楽しみは後に残しましょう〜。


では、今日はこれにて♪