30年前の、時代の申し子


さて、前述のとおりダンナの誕生日ということで
何かプレゼントしようか?ときいたら「これ」が欲しいと言った。
「えー、つま恋だったら最近かぐや姫も入ったDVDが出たよ。
そっちのにしようよ」と提案したのだけど
かぐや姫はいらない、拓郎だけでいい」と突っぱねられた。
この『コンサート・イン・つま恋'75』は伝説的な野外コンサートだ。
当時人気絶頂だった吉田拓郎かぐや姫が交代で出演、
夕方5時から始まり終わるのは翌朝という、
演じるほうも観るほうも、とんでもなく体力勝負のコンサート!
ステージの熱気たるや、今の若者には信じられないものだろう。
実はわたしも、ひとつ年上の夫も同世代ではない。
けれどもフォーク好きなら一度は目に、耳にしたことがあるはずで
わたしたちもその仲間。
特に彼は、拓郎さんのファンだ。
あの頃の「たくろう」は永遠の憧れみたいだ。
もういい歳なのに、拓郎さんのことを喋り始めるとハタチに戻る。
あの男くささ、熱さ、大人になりきれない不完全さが大好きなんだな。
そういえば自分の周りで拓郎ファンといったら、まず間違いなく男性。
オトコが憧れる男の代表格だったのだ。
今でいうところの長渕剛さんか、とも思うけれど、
拓郎くんのほうがもっと能天気だ(←ほめ言葉)。
前向きに人間を信じる潔さがある。
・・・てなわけで、今夜は相方と吉田拓郎を観た(子供が寝てからね)。
彼はすっかりご満悦、わたしも充分楽しんで
「人間なんてらららー、ららららーらー♪」なんて歌いながら
この日記を書いているのである〜。


それでは、本日はこれにて♪